救急車
帰省して実家で勉強を継続している日々の中、父が倒れる。
10年以上前に脊髄にできた腫瘍を摘出してから歩行と泌尿器周りに支障が出たものの内臓には問題がないという、、、なかなかタフな父だったが。
結果的には原因はインフル?!ではなく尿毒症。
昼間までは元気そのものだったのに。急に震えだした後、トイレに自力で行った後動かなくなった。なんでも臀部から足にかけて激痛が走るとかで便座に座ることも立ち上がることも出来ず中腰のままステップにしがみついたまま20分。最後には自重を支えきれず右寄りに倒れかかるのを母と一緒にささえる。
左足には力が全く入ってなく動かせない様子だったので脳梗塞からの麻痺を覚悟したが、、、衰弱した様子だったが意識は比較的はっきりして会話ができたので重大な危機は避けられたかと救急隊が来てくれてときに分かってホッとした。
しかし尿毒症は怖い。排泄機能が壊れると毒素が身体中に回り始めるから。
とは言ってもこの十数年は運動もままならなくて体力も無くなってきてるので油断はできないが。。。
感慨深いのは、、、不思議なことに、、、ずっと長い間確執みたいなものがあって必要以上に会話もない程度の親子関係だったのに父を担いだときになんとも言えない感情がわいたこと。
なんだろう、、、ずっと立ちはだかっていた父との壁というか距離というか、、、そんなちっぽけなネガティブ感情が父を担いだときにスゥッと軽くなった感じがした。
自分でもわからないが何かわけもなく嬉しかったのだ。同時に長男に生まれた自分の責任というかこの先のあれこれまで、、、考えなきゃという思いも出てきてしまってるのだが。。。